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ドクター・ストレンジ

お題「最近見た映画」
昨日、ドクター・ストレンジを見に行きました。
映画を見に行くのは半年ぶりで、前に見たのはスーサイドスクワッドでした。
映画自体、高校生になってからよく行くようになったので、映画館では数えるほどしか見てないです。(衛星放送では腐るほど見ています)
ガフールの伝説ゾロアークゼロ・グラビティアベンジャーズ紀里谷和明のよくわかんない映画→ゼロ・グラビティ→ワイスピ7→アベンジャーズ2→シビル・ウォー→デッドプール→HighAndLow→スースク
だった気がします。
ほとんどアメコミで、とりあえず見とけば悪くないなっていうものばかり、映画館で見ています。

そして今回の映画、ドクター・ストレンジはMARVELの映画です。
MARVELといえば、アイアンマンのようなすっごいロボットを身につけたり、ハルクのようなすっごい力を放射能によって手に入れる。ソーみたいに神様とか、スパイダーマンみたいに蜘蛛に噛まれるとか、手術により不死身になるなど…
基本的には、「事故などで突然手に入れた特殊能力」というシナリオで描かれています。

ドクター・ストレンジの他とは違う所

この映画の面白いところは、「突然手に入れた特殊能力」ではないところです。
なので、その能力を手に入れる過程をじっくり楽しめます。どういう能力で、どういう経緯で得ることになるのかは、見てからのお楽しみ。
映画を見てから、原作ではどんな能力を使っているのか見るのも楽しいです。なんせ、あの2時間に凝縮できる能力が限られているほど魅力的なキャラクターなので…

見どころ

ドクター・ストレンジはハルクのような超人でも、アイアンマンやアントマンのような凄い科学技術でもありません。魔術です。
見てる人たちを驚かせる魔術のシーンがたくさん出てきます。
自分たちでも動画を取るときに使えそうなトリックはありますが、どうやったらこんな映像を作れるんだ!!?と思うようなCGもたくさん使われているので、「どうやって作るのか」も考えて楽しむと良いでしょう。

シナリオ

正直シナリオは良くないです。
というのも、自分の中にある偏見なのですが、MARVELは「迫力重視!話は二の次!」って感じで、DCは「シナリオ重視!迫力は二の次!」って感じです。
MARVELは子供向け、DCは大人向け、なので「オッサンがよくダークナイトを勧める」というのは間違いではなく、実際に子供にはちょっと分かり辛い良い映画です。

ここからはネタバレを含むちょっとした愚痴なので、「続きを読む」でみてください。



















ドクター・ストレンジの面白いところ、及びMARVELの面白いところはCG技術を最大限に使うところです。
今回のマルチユニバースのシーンはCyriakの動画のようで、まさにこんな感じだったでしょう。
youtu.be
youtu.be
マルチユニバースシーンを見ていたとき、自分はCyriakが協力していたのか?と思っていました。
しかし、その答えはNOでした。

イギリス人だからなのか、アメコミ嫌いで見てないし知らないよ!って感じなんだと思います。

魔術といえば近代技術と対極にあるものという我々のイメージを覆すように、スマホWi-Fiなどの近代技術が出てきていますが、Wi-Fiのパスを宿に残すのは良いとして、図書館のサンスクリット語の本を「グーグル翻訳使え」というウォンの発言は、近代技術の押し売りがしつこかったかなと思います。どちらかと言えば、ドクター・ストレンジ自身がスマホを活用して、本を読んでいる方が自然で、面白かったんじゃないかと思いました。
そして、モルドの闇落ちする理由があまりにも雑すぎでした。
最後に主人公が自然の摂理を犯したから、という理由で闇落ちする感じでしたが、それよりカエシリウスに魅せられたようにしたり、エンシェントワンに特別扱いされた主人公に嫉妬しても自然だなと思いました。
主人公補正がやや露骨で、仕方がないかもしれませんがちょっと鼻につく感じでした。


DCとMARVELの違いで話しておきたかったことなのですが
DCのスーサイドスクワッドも微妙でしたね。あれはMARVELのアベンジャーズに対抗するDCのヴィランのチームの映画みたいなイメージなんですが、能力が地味です。
DCといえば、バットマン、スーパーマンウォッチメンなど
能力はすべて頭を使わなきゃいけない、そういう状況に仕立てられたり、自らそうしていたりしています。
なのでスーサイドスクワッドは頭もあんまり使わないし、めっちゃ火が出るやつ以外ほぼ一般人で、正直最後のハーレクイン推しも何だかなぁという感じでした。
しかし、DCコミックスのシナリオは本当面白くて、バットマンVSスーパーマンのときのレックスルーサーjrの策略も、ダークナイトジョーカーの策略も良い伏線として描かれています。
そういう意味では、MARVELとDCは住み分けができていて
迫力9のシナリオ1のMARVEL、迫力1のシナリオ9のDCという感じなのかなと思っていました。
今回のドクター・ストレンジは迫力にすべてを振っていて、シナリオに何かを残すような出来になっていました。

ここまで書いていますが、この映画は勧めできます。「なんでも良いからこれ一回見て!」といえる程の迫力があり、それを体験してもらいたいからです。
それでシナリオにちょっと物足りなさを感じたら、そこで他のアメコミ映画に入っていってもらいたいものです。