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時が解決する悩み

よくしばらく漠然とした悩みに苛まれる事がある。
未知に対して強い恐怖感や無力感を感じて、お先真っ暗って気分になる。
逃れようのない不安で夜目が覚めたり、死にたくなったりもするけど
大体人と話をして忘れようとしたり、なんとか時間を稼いで耐え抜いている。
そうすると、ある日突然、頭から悩みが抜け落ちたように不安がなくなる。
「今考えても仕方がないや」と言う気分になる。

今まではこれを「時間が悩みを解決してくれた」と思っていたんだけど、どうやらそれは違うような気がしてきた。
と言うのも、悩みに悩んだ末、現状を受け入れ思考を放棄したように思える。

いわゆる認知療法を本能的に行なった結果なのかも知れない。
倫理学の講義を受けた時も同じような事があった。散々悩み抜いて、自分が理解した事が「メタ認知」として、用語までもある体系化されたものであることを講義で知る事があった。

自分が悩み抜いた結果、行う事ができた「現状を受け入れる」と言う事は、「認知療法」として体系化されている。

最近本を読んでいたら、「アドラー心理学」がそう言う面があるんじゃないかなと思った。
図書館で借りられずに置いてあった「幸せになる勇気」はクソだったけど、最近借りた「嫌われる勇気」の方はそこそこ、自分が1〜3年までに体感していた社会に対する不満が「青年」の言葉として代弁されていた。

心療内科のカウンセリングや、投薬療法は根本的な解決にならず、自分にはあっていなかった(投薬治療を行う事で、次のステップに移る体制を整えようとしてるのかも知れない)が、恐らく自分には認知療法は合うのではないかと言う期待がある。

誰でもネットで学ぶ事ができる時代になって、知る事ができないと言う人が少なくなってきた今、「宗教」と言う形で未知から生まれる悩みの落とし所を作らなくてよくなった気がする。
だから世界的に先進国では無宗教が増えてきてるんじゃないかなと思う。
大学に入って、知ることについてもっと深く知る事ができたから、自分もそう言う観点を持つ事ができたし、学びによって人生の魅力が深まるって言うのはこう言う事なんだなぁってしみじみと感じた。